話がヘタだからあがるわけではない
多くの人は話すことが下手だからあがると考えているようですが、話すことが下手だからあがるというわけではありません。話すのが下手なために緊張し、あがってしまう人はいますが、あがり症の人でも上手に話すことができる人はたくさんいて、「話がヘタ=あがり症」ではないのです。
話がヘタな人の原因は、大きくは以下の3つです。
- 話の整理がヘタ
- 声や言葉にするのがヘタ
- 語彙が不足
1つは、話の整理をするのがヘタなために、うまく言葉にして話せないというタイプです。このタイプは話し方に問題があるのではなく、情報の整理力に問題があります。
2つ目は、情報整理はできるけど、その情報を声や言葉にして伝える場面に問題があるタイプです。このタイプは話し方、技術の問題のため、トレーニングによって比較的に解決できます。
3つ目は、語彙の不足や言葉を知らないために、自分の気持ちや考えをうまく表現できないタイプです。
表面的にはどれも「話がヘタ」として認識されるのですが、問題の個所や原因が異なるのです。
対人不安やあがり症の人の特徴
対人不安やあがり症を抱える人は年々増えています。職場であいさつができない、同僚とうまくコミュニケーションがとれない、友達ができないなど、さまざまな問題を抱えています。対人不安やあがり症の原因はさまざまあります。
小さいことから大事に育てられ、親や周りがすべてやってくれたため、自分から何かをするという意識のない人。反対に、親が厳しくて否定的な言葉をたくさん聞いて育ったために、自分に価値を見出せずに対人関係がうまく築けない人。親が教育熱心で勉学一筋だったために、小学校のころから友達と呼べる相手がいなかった人など、さまざまいます。
しかし、共通した特徴として、シャイで引っ込み思案な人は対人不安やあがり症になりやすいというデータがあります。シャイが現れると自意識が敏感になり、自意識が敏感になると自分に自信が持てなくなり、自信がないからさらに自意識が敏感になって、自分の姿をみんなに見てほしいと強く提示して、そのため余計に不安になるという悪魔のスパイラルが起こってしまいます。
意識が自分に集中するということは、自分の欠点に注目するということですから、自己否定的になって欠点探しをしてしまいます。
さらに対人不安やあがり症の人は皆真面目なため、その欠点を直そうと努力するのですが、その行為自体がさらに自分の欠点に目を向けさせるという悪循環を生んでしまうのです。
